アカシア書房

ファンタスティック・ワーキング

#02 はじめに

 はじめまして。まずは自己紹介からさせて頂くとしよう。
 僕の名前はエリルベート、アカシア書房と言う出版社で記者を勤めている。どうぞ宜しく。気軽にエリーとでも呼んでくれると嬉しい。
 我が社では様々な世界に記者を派遣し、身を砕く勢いでの体当たり取材を行って、積み上げたレポートの山から娯楽となりそうなものを選び本に纏めている。不思議な飯や奇抜な飯の話を集めた本だとか、あとは遊戯について、祭りについて、本、服、乗り物、と道具が近々。とにかくそのシリーズを色々と刊行している。
 そんな中で僕は「短期の仕事」を担当している。未知の仕事を聞きつければちょっとした裏技のようなものでもぎ取り、自分なりに真面目にこなして記事を書く。これから語るのはその中の幾つか、及び本に残せなかったこぼれ話だ。
 しかし内容が内容なので、冗談だと思って頂いても構わない。信じる信じないは君たちの自由だ。
 それではどうか、暫しのお付き合いを。